不毛な病院巡り 2ー整形外科

最初に発疹ができてから約4ヶ月。

皮膚科に通っても全く効果が出ないことに加えて、
2月頃になると体のあちこちが激しく痛み出しました。

首がイタイ、肩がイタイ・・・。

まあ、中年になれば全身あちこちにガタがくるし、
更年期障害の一種かな、仕事の疲れが出たのかな、などと思っていました。

でも痛みのレベルはぐんぐん上がり、
堪えがたいほどの強烈な痛みに襲われるようになりました。
日常生活にも更に支障をきたすようになってきたのです。

たとえば、


手に力が入らない!

起床時が一番ひどかったのですが、
手指がこわばっていて、力が入らず、グーが作れませんでした。

歯磨きをしたくても歯ブラシがうまく握れないので、
親指と人差し指でブラシをつまむように持ち(=デスノートのL)、
ぎこちなく磨いていました。

こわばりは時間がたつとマシになってくるのですが、
調子が悪い日はパソコンのキーボードがうまく打てず、
両手の人差し指だけで1文字ずつ入力したりしていました。

 

 

 
しゃがむと立ち上がれない!

物を落としてしゃがみこむと、すっと立ち上がれなくなりました。
太ももの筋肉が全く機能しないのです。
 
まるで「生まれたての子鹿」的なプルプルぶりで、
何かにつかまって「えいや!」と勢いをつけないと、
その場でただただ屈んでいるという状態に。
和式トイレは絶対無理な状態でした。
 
 
夜中に激痛で叫んでしまう!

昼間は仕事もあり気も張っているので
なんとか日常生活を送れていましたが、そのツケが就寝中に爆発!
 
腕がもげるんじゃないかと思うほど肩口が痛くなり、
夜中に何度も「痛い!!」と叫んで起き上がっていました。
 
イメージとしては進撃の巨人に腕をグリッともがれている感じで、
両腕がもげるんじゃないかというような、強烈な痛みでした。
同居の家族にも思い切り迷惑をかけてしまっていました。

 

 

足取りがめちゃ重い!

油の切れた自転車を必死に漕ぐような感じで、
下半身に力が入らず、足がスムーズに前へ進まないのです。

駅まで数分の道のりが本当に遠く感じられました。
階段の上り下りも大変で、
一歩一歩、手すりにつかまりながら必死に歩みを進めていました。



 

●2019年2月〜
整形外科

とにかく肩の激痛が尋常ではなかったので、
もしかして骨にヒビでも入ってるのか?と近所の整形外科へ。
診察&レントゲンを撮ってもらうも骨には全く異常なし(当然ですが)。
 
いま思えば、この時点で関節リウマチを疑ってもよかったはずです。
そうすれば、膠原病科などにかかって
検査してもらうことができたかもしれません。
 
でも、なぜかそうはなりませんでした。
先生にどのように症状を伝えたのか正確には覚えていませんが、
とにかく「肩の激痛」に苛まれていたので、
手のこわばりなどには触れていなかったのかもしれません。
 
私は祖母がリウマチだったこともあり、
リウマチはお年寄りの病だというイメージを強くもっていました。
しかし、発症のピークは30〜50歳代らしいので、
私はまさにズバリの年代だったのです・・・。
 
こうした思い込みも相まって、
病名が分かるまで遠回りをしてしまいました。
 

<主な処方薬>

 

<あの頃の私へ>  
医師に自分の症状をしっかりと伝えていたか?
自分で勝手に判断せず、いろいろな可能性を探ってみよう。